サクラダリセット2 WITCH, PICTURE and RED EYE GIRL (角川スニーカー文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング) (2010年2月27日発売)
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本棚登録 : 596
感想 : 49
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リセットしたりセーブしたりで、ゲームを見ているかのよう。めまぐるしく場面が切り替わり、リセットしたときにどこまで戻ったのか、それで話の辻褄が合っているのかがわからなくなるほど。結構、緻密に考えて作られている。また、能力を組み合わせて、意外な使い方をする。もちろん初めから色々使い方、展開を練ってから、能力を設定している部分もあるのだと思うが、うまく考えられている。1巻はたまたま設定がうまくはまっただけかとも思った(失礼!)が、2巻目となる本作は、作者が意図して技巧を凝らしたと感じさせる作りになっている。そのあたりを技巧に頼りすぎで予定調和でつまらないと感じるか、鮮やかで爽快と感じるかで好き嫌いが分かれるかもしれない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ラノベ
感想投稿日 : 2012年1月11日
読了日 : 2012年1月11日
本棚登録日 : 2012年1月10日

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