ぼくらの七日間戦争 (角川つばさ文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2009年2月19日発売)
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本棚登録 : 1504
感想 : 94
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「そうさ。子どもはおとなのミニチュアじゃないんだ。自分たちの思いどおりになると思っていたら大まちがいだ。それを、はっきりと思い知らせてやるぜ。」
明日から夏休みという日、中学校1年2組の男子全員が廃工場に立てこもり、大人たちへの反乱を起こす!
子どもvs大人の、ある種の闘いは昔も今も変わらない。
油断した大人は、子どものストレートな行動にいつも不意をつかれ慌てふためく。
そして大人もかつて自分が子どもだったことを思い出す。

「生きている 生きている 生きている 今や青春の中に生きている」
生き生きとした子ども達の真剣な眼差しが印象的。

「おれたちは負けて逃げるんじゃない。やるだけのことをやったから、ここから転進するんだ」
ちゃんと納得して大人への道を進もうとするなんて羨ましい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2019年1月4日
読了日 : 2019年1月4日
本棚登録日 : 2019年1月4日

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