種を蒔き、丹精込めて育てた五鈴屋江戸店も、やがて大きな実りとなる。
常にお客様のことを第一に考え工夫を凝らし、少しずつ着実に信頼を得る。
「来年もきっと、笑ってお月見をしましょう」
今まで色々な思いを胸に、眺めてきた十五夜の月。
来年も、そのまた次も、幸が柔らかく微笑みながら十五夜の月を眺めていられますように、と願いつつ。
この勢いにのった流れを乱されませんように。
そして、どうかあの男がケッタイな難癖を幸につけてきませんように。
読書状況:読み終わった
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高田郁
- 感想投稿日 : 2019年9月3日
- 読了日 : 2019年9月3日
- 本棚登録日 : 2019年8月31日
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