日本でも有数の蔵書をもつ著者の、本への愛が詰った一冊。
一言でいえば読書のすすめだ。
たくさんの本を読まれてきた著者なので、多読を勧められるのかと思いきやそうでもなく、むしろ精読を勧める。
漫然と次から次に読むのではなく、気に入ったものを何度も読むことで細かいディティールや背景が分かり、微妙な変化に対するセンスが磨かれるという。
知的生活には適度なコウスティング(退行)が必要とのことで、カントやダーウィン、ヴィトゲンシュタインの例が示されているのは面白い。
また、ワインを飲むことや、散歩をすることも思索に良い影響があるということ。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2017年1月9日
- 読了日 : 2017年1月9日
- 本棚登録日 : 2017年1月9日
みんなの感想をみる