シリアからアメリカ人と日本人の夫婦に養子縁組されたアイ。アメリカ、日本で、自分の存在に迷い続けながら生きる。
数学的の中で、「アイは存在しません」という言葉から、自分は今の立場で生きていいのか悩み続けるのは、わかると思いつつ、本当にわかってる?と自問自答するものだった。途中シリアの状況について問われた時の戸惑いは、わかる感じがするし、自分も似たような状況に置かなければならないのかと考えるのもわかる。果たしてそれでどこまで救われるのかというのはあるものの。
途中2014年にウクライナの反政権のデモ隊と警察の激突の話が一文だけある。今に紐づいていくことや話に出てくるシリアのことも合わせると考えさせられる。
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- 感想投稿日 : 2022年4月17日
- 読了日 : 2022年4月10日
- 本棚登録日 : 2022年4月10日
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