筑波にある遺伝子工学から研究者2人を惨殺しある実験動物が逃走した。しかしその事実を隠そうとする遺伝子工学の権威の教授、そして失踪した研究助手。ルポライター有賀雄二郎がその真相を追うシリーズ第三弾!
遺伝子工学の先端技術や、動物行動学の知識を盛り込みサイエンスフィクションとして完成度の高い作品です。『KAPPA』『RYU』の続編ですが、『TENGU』に近い作風です。有賀雄二郎とその息子の親子愛が副次的なテーマであり、今回大活躍する愛犬ジャックと有賀との関係もこれから読むといまいちわからないと思うので、『KAPPA』『RYU』から読むことをおすすめします。思い入れ度が違ってくるはずです。
仮に映像化されたら、かなりB級の臭いがするので、原作の世界だけで留めておいて欲しい作品です。
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- 感想投稿日 : 2011年9月3日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2011年9月3日
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