幕末の会津藩の砲指南役の家に生れ、幕末のジャンヌ・ダルクとも呼ばれる男勝りの女性山本八重(のち新島八重)の前半生。
京都守護職を命じられた会津藩容保公に随伴した兄覚馬をはじめとする会津藩の若者たちの生き様や苦悩とともに、会津落城まで描いている。
女性らしいほのかな恋心の描写もある。
お城に籠城して政府軍と戦ったさいの活躍が格好良い。その言動と共に幕末のジャンヌ・ダルクと綽名されるのも納得。(本書にはそのような記載は無いが)。
ぜひとも筆者には明治維新後、京都にて女性教育に情熱を傾けた後半生を描く続編を著してほしい。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
歴史小説
- 感想投稿日 : 2011年8月20日
- 読了日 : 2011年8月18日
- 本棚登録日 : 2011年8月20日
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