記憶のデザイン (筑摩選書)

著者 :
  • 筑摩書房 (2020年10月15日発売)
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本棚登録 : 191
感想 : 19
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「哲学の劇場」での丁寧な語り口と深い知識に好感を抱き、ちょくちょくお二人の書籍を漁っております。

本作の結論はプログラミングの知見もあり、且つ人文学や社会学などの思想系にも精通する著者ならではの発想ではないでしょうか。個人的に、このような知的OS興味有りで、ぜひ使ってみたいと思う。

最近は紙と電子書籍併用しているが、電子書籍の平面でかつ限定的なディスプレイだと積読している本を思い出すきっかけが確かにないなーと感じている。スクロールしてみると、そういえばこんな本買ったなと記憶が蘇ることしばしば。

記憶の曖昧性、個人的な記憶と社会的な記憶、記憶の形態なんかも学ぶことができて、理解の網の目が細かくなったかな。適宜参考文献紹介してくれるスタイルも好きで、おかげさまで読みたい本が増えました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 教養・雑学
感想投稿日 : 2023年3月16日
読了日 : 2023年3月16日
本棚登録日 : 2023年3月4日

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