いまも生きる「武士道」 武家の女性の精神を貫いた祖母の教え (講談社+α新書)

著者 :
  • 講談社 (2008年6月20日発売)
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感想 : 8
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〇「なんですか、そのお顔は。鏡で見てごらんなさい。どんなによいお顔をしているか」(p24)

☆この場合の、よいお顔、というのは、もちろんむすっとしたよくないお顔のこと。
いつでも、明るく優しく穏やかな表情を心掛ける。
意識していても、なかなか難しい。

〇ヘアメイクアップアーティストの友人の話では、毎日何度も鏡を見て、自分を好きになることが美しくなる第一歩だそうです。(p27)

☆自分のことを好きになる。

〇「遠い目」というのは、歩くときと同様、目線を数メートル先におくのです。

☆できるだけ離れたところを見るともなしに眺める。
普段の目線から意識しよう。

〇譲ることによって一歩先へ進めるのです。またひとつ、徳のある人間に近づくことができるということですよ。(p94)

☆気持ちよく譲れる人間でありたいなあ。

〇歩けば歩くほど、おのれの足が鍛えられ力がつくように、尽くせば尽くすほど得るものがあるのだえ。(p118)

☆自分がどのような行動を起こすのか、が大切。相手は関係ない。

〇努力は涼しい顔でなさい。世のため人のためになることは、呼吸するようになさい。それが徳ある者というものです。(p132)

☆呼吸するように、だからいかに自然にするか。

〇大いに転びなさい。転ばなければ拾えないものがあるのだえ。転びもせずに歩き続けることのできる者などこの世に一人もいはしないが、もしいたとしたら、それはたいそう気の毒。何ひとつ拾わずに通り過ぎてしまうのだからね。(p149)

☆これがなかなかできないことだよね。できれば失敗したくない・・とおもってしまう。けれど、大切なのは失敗するのは当たり前で、それをどうするか。次にいかさなければ失敗しただけ。次に生かせば経験となる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2020年1月12日
読了日 : 2020年1月12日
本棚登録日 : 2020年1月12日

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