食や暮らし、女性の生き方に関するテーマを扱う筆者。だいぶ社会の男女平等が進んだとは言え、家庭内においてはまだ「女性が料理をすべき」という考え方が根強いと訴えかける。
しかし、それほど深刻な論調では書かれていない。筆者はむしろ料理は好きだとのことで(以前は義務感と疲れも感じていたようだが)、他の人の著作や数年前に話題になったドラマ「逃げ恥」を取り上げたり、古今東西の料理を紹介したりと、タイトルとは裏腹にちょっとした料理紀行の趣がある。
ほぼ自炊している我が身を振り返ると、料理を楽しむことが最近少なく、栄養をならるべく安く最適に摂取するためのルーチンワークのようになってきている。料理を楽しむ時間のゆとりを持ちたいものだ。
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- 感想投稿日 : 2021年10月22日
- 読了日 : 2021年10月22日
- 本棚登録日 : 2021年10月22日
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