あるクリスマス

  • 文藝春秋 (1989年12月12日発売)
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感想 : 43
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カポーティは”冷血”しか読んだことなくて、それは訳のせいもあってか、いまひとつパッとしない印象だった。本作は、訳が村上春樹ってこともあって、期待大で入手したもの。あと、時期的にも読むなら今でしょ!ってことで。半分は絵が占めるから、ボリューム的には短編。あとがきを見ると、後日談的な物語が本作に先だってものされていたとのことで、それを読んだことがあるかどうかでも、感想は変わったかも。少なくとも、本作単独では、どうということのないクリスマス談だった。クリスマスという特殊な環境下においても、なおいまひとつ上手くいかなかった父と子の物語。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 現代小説
感想投稿日 : 2018年12月19日
読了日 : 2018年12月17日
本棚登録日 : 2018年12月17日

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