15年前に書かれた本なのに刺激的で面白い。
それは、ここのところのネット関係のビジネスの大変化を改めて振り返れるからだと思う。
15年前にこんなに新しい潮流がやってくる、信じられない変革が起こるかも。
と書いてあることが着々と実現していることに驚く。
今では常識として何もきにせず使っているサービス達も確かに15年前から見ると大変革なんだな。
すべてが実現している現在からみると予言書のよう。
それは、筆者がシリコンバレーで起こっていることをきちんと把握していたのだし、シリコンバレーの面々があるべき未来をしっかりと思い描いて発展をしていたということなんだろう。
記載されているようにネットバブルがはじけた後のアメリカのネット企業(Google、Amazon)は、自分たちの技術で、世界を変えようと考え、それを実行してしまった、世界を変えてしまったのだと思う。
インターネットの「こちら側」でのビジネスではなく、「あちら側」での世界を作ったGoogle。
クラウド化サービスなどもこの考え方の延長ですね。
「こちら側」のビルゲイツが古くなってしまっている。ビルゲイツはコンピューターを自分の手に入れられるように感動した世代、Googleの創業者2人はインターネットの登場に感動した世代。世代によって目指すべきものが変わってきている。
Amazonのロングテールビジネス。
物理的に縛られず、多種少量を商売にすることでビジネスが成り立つ、恐竜の首(2:8の2の利益が出やすい部分)を相手にビジネスしてきたいままでの大企業とはま反対の考え方。
以下気になったフレーズ
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次の10年への3大潮流
「インターネット」「チープ革命」「オープンソース」
ネット世界の三大法則
第一法則:神の視点からの世界理解
第二法則:ネット上に作った人間の分身がカネを稼いでくれる新しい経済圏
第三法則:(≒無限大)×(≒ゼロ)=Something'あるいは、消えてい失われていったはずの価値の集積
- 感想投稿日 : 2021年6月18日
- 読了日 : 2021年6月18日
- 本棚登録日 : 2021年6月16日
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