映画化される事を知りガリレオシリーズ読み漁ってましたが、この作品は最後の最後までどんな展開になるのか分からずとても面白かったです。
アリバイ工作、それぞれの役割…最終的に3つの事件が複雑に絡み合い、思わず殺してしまった犯人の自供が全てだと思っていたら過去の事件の真犯人、またその事件の真相、更にはその後まで…
今回、湯川が容疑者Xの献身での出来事を悔やんでいること、また親友の草薙を助けたかったからだと描かれており、湯川の人間味溢れる様子を知ることができました。今までよりもっと湯川が好きになりました。アメリカに行って良かったなと思いました笑
前作の最後に湯川がアメリカに行ったのもそんなに長期間だったのかとビックリしましたが、渡そうとしてたお酒が今回最後に渡せたのも嬉しかったです。

2022年9月14日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2022年9月14日]

文庫本の裏に感情移入度100%とあったけど、ホントにそうで読んでて鬱々しくなり中々読み進めなかった。
私は子育てしてないけど、子育て体験してる気持ちにもなったし、裁判員制度について知ることもできた。また何よりモラハラについて考えるきっかけになった。
モラハラは傍から見たら普通の会話であっても、モラハラをうけている当事者からすれば全てが違って聞こえるんだなと知った。モラハラにより自己肯定感が低くなり、自分は間違っている、相手方が正しい、相手の言うようにするのが正解だと思い込んでいる様子が心理描写とともに描かれており、逃げ場がない、話を聞いてもらえない、話しても分かってもらえない様子がとても辛い気持ちになった。
公判で主人公が伝えた思いが、主文として読み上げられ私も嬉しくなった。
このあと主人公はどう生きていくんだろうか?と希望がもてる終わり方だったのが読み終わって明るくなれた。

2022年2月15日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2022年2月15日]

今の私と出会うべくして出会った本。
頸がん検診再検査になり、細胞の病理検査待ちの今、再検査が発覚する前にたまたま貸してもらった本の1冊。
わたしはまだガンでは無いけど、万が一ガンだったらどうしようと考えてしまう中、生きることの大切さ、生きてることの素晴らしさを改めて実感出来る本だった。私はとても恵まれた環境にいて、幸せなんだと、周りの人によって生かされているんだと改めて両親に感謝したいと思った。

2021年10月3日

読書状況 読み終わった [2021年10月3日]
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