島暮らしの記録

  • 筑摩書房 (1999年7月1日発売)
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北欧の多くの人は夏休みには海辺の別荘とか小屋で休暇を過ごすのだそうだ。今もこの習慣は残っているのだろうか?1960年代の作者の、島に小屋を建てるところから始まり、飽きて去るまでの島暮らしを綴ったエッセイ。島といっても大きさはほぼ暗礁といっていいくらいの岩のかたまりで、荒れた日には波がかぶるだろうくらいの大きさだ。しかも5月にも流氷のかけらが流れてくるくらいの北の海。なかなかにアドベンチャーな人だ。その上ありのままを綴った記録かといえばそうでもなく、一緒に島暮らしした友人からは「一度ぐらいはあんまり事実を曲げないでほしいのよ。暴風雨を秋の夜とやらに設定せずに、ありのままを書きなさい。」と言われるしまつ。ヤンソン油断できないな。
海辺の暮らしいいね。昨年夏に海が見える部屋を借りて北海道でのダイビング・ガイド暮らしを始めた身にとっては「わかるわかる」ポイントがたくさんある。この筋金入りのマイペースさはお手本ですね。すごいね。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2023年1月5日
読了日 : 2023年1月5日
本棚登録日 : 2023年1月5日

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