秀作揃い。鷹野つぎは母親の疎外感という現代的なテーマをこれほど昔に扱っていたのかと驚く。中里恒子はところどころに顔を出す警句にドキリとさせられるエッセイ風作品。正宗白鳥も子ども部屋おじさんの先祖的な人物と周囲との葛藤を描いて、現代に通じる。特に結論じみた方向も与えておらず突き放した中にもどこか愛を感じる描き方に共感した。83/100
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- 感想投稿日 : 2024年1月19日
- 読了日 : 2024年1月19日
- 本棚登録日 : 2024年1月19日
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