【昭和63年、広島。所轄署の捜査二課に配属された新人の日岡は、ヤクザとの癒着を噂される刑事・大上のもとで、暴力団系列の金融会社社員が失踪した事件の捜査を担当することになった。飢えた狼のごとく強引に違法行為を繰り返す大上のやり方に戸惑いながらも、日岡は仁義なき極道の男たちに挑んでいく。やがて失踪事件をきっかけに暴力団同士の抗争が勃発。衝突を食い止めるため、大上が思いも寄らない大胆な秘策を打ち出すが……。】
当初アマゾンプライムで映画版を観始めたんですが、困ったことにセリフが何言ってるんだかわからない。
いや、方言が、とかじゃなくて、これは俺の中での邦画あるあるなんですが、小声で早口で言われると聞き取れないんです。ボリュームを上げると今度は背景の音がうるさすぎる。
字幕でもあればなぁ~。
これでは筋がわからないので観るのを断念。やれやれ。
いーもーん!
いーもーん。ぼく、字が読めるからいーもーん。
原作読むからいーーもーーん!!
と、無駄にカワイコぶって手に取った1冊です。
結論から言うと少々期待外れ。
ヤクザよりも恐ろしい外道な刑事。むしろヤクザのほうに同情してしまうような真っ黒い刑事を想像していただけに物足りなかった。
手法は少々外れているものの、中身はしっかりとした警察官でした。
ストーリーも特に入り組んでもいないし、おもしろいとも感じなかった。
これならば大沢在昌さんの「新宿鮫」シリーズのほうが一枚も二枚も上手。
ラストのひとひねりが良かったのでギリ☆3。
- 感想投稿日 : 2024年1月30日
- 読了日 : 2024年1月24日
- 本棚登録日 : 2024年1月24日
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