貧しく育ち、甲斐性のない男と結ばる。子どもとともに捨てられて生活保護が三代続く。不幸の連鎖が止まらない。行政ができることは限られている。なんとか助ける道を探る栗橋。「生活保護費の引き下げに財政問題を持ち出すのは根本的に間違い」。巻末に響く半田の言葉。通貨を発行ができる日本に財政問題など存在しない。危機感を持つ観点が違う。日本の出生数は80万を割る。モノとサービスの供給は維持できるのか。貧困家庭も救わないわけにはいかない。緊縮財政がもたらす社会の崩壊。国そのものに突き付けられる「自己責任」。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
コミックシリーズ
- 感想投稿日 : 2022年11月29日
- 読了日 : 2022年11月28日
- 本棚登録日 : 2022年11月28日
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