唯川 恵氏の「とける、とろける」。
解説から・
唯川 恵、という稀代のストーリーテラーが紡ぐこの短編集「とける、とろける」には性を扱う小説が持つべき最適な温度、読者との距離感、物語の最後まで保たれているべき品、そのすべてが含まれている。
一言で言えば、エロティックな小説が内包すべき「心・技・体」、そのバランスが絶妙なのだ。
どの物語も、連なる言葉はシンプルだが、味わいは限りなく深い。
上質なビターチョコレートをしたの上で溶かすように、時間をかけて味わってほしい。
作家 窪 美澄
女性作家が性を描く上質の短編集。
露骨な性的表現はありながら、品は保たれている。
以前読んだ村山氏の「ダブルファンタジー」より、こちらの方が好き。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
生き方
- 感想投稿日 : 2012年1月7日
- 読了日 : 2012年1月7日
- 本棚登録日 : 2012年1月7日
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