とける、とろける (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2010年10月28日発売)
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本棚登録 : 1508
感想 : 127
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唯川 恵氏の「とける、とろける」。

解説から・

唯川 恵、という稀代のストーリーテラーが紡ぐこの短編集「とける、とろける」には性を扱う小説が持つべき最適な温度、読者との距離感、物語の最後まで保たれているべき品、そのすべてが含まれている。
一言で言えば、エロティックな小説が内包すべき「心・技・体」、そのバランスが絶妙なのだ。

どの物語も、連なる言葉はシンプルだが、味わいは限りなく深い。
上質なビターチョコレートをしたの上で溶かすように、時間をかけて味わってほしい。

作家 窪 美澄

女性作家が性を描く上質の短編集。
露骨な性的表現はありながら、品は保たれている。
以前読んだ村山氏の「ダブルファンタジー」より、こちらの方が好き。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 生き方
感想投稿日 : 2012年1月7日
読了日 : 2012年1月7日
本棚登録日 : 2012年1月7日

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