Someday Angeline (Avon/Camelot Book)

著者 :
  • HarperCollins (2005年8月30日発売)
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本棚登録 : 102
感想 : 23
5

多読を始めた時、はじめてスラスラ(と当時は思った)読めて感動した本。実際はわからない所が多すぎてとばしまくっていた。
今回改めて読み直して、あの時はぜんぜん内容わかってなかったなーって思うところがいっぱい。今回も楽しめた。

アンジェリンは小学生、そして天才少女。母を亡くし、今ではゴミ収集車の運転手をしている父親と2人ぐらしをしている。アンジェリンは父親が大好きで尊敬している。
しかし父親のほうは頭が良すぎる娘を理解できないでいるのだ。「いつの日にかアンジェリン」は素晴らしく成長し、尊敬される職業につくと信じている。

天才ゆえ学校では意地悪な女性教師やクラスメイトにいじめられ、フリークと呼ばれる毎日。その辛さを父親に言えないでいる。父親も娘との会話に困っている。

変わり者というレッテルを貼られて、その他大勢の集合生活の場である学校がいかにつらいか、生きづらいかが書かれた前半。
後半では水族館のシーンが印象的だ。海の中では種種雑多な変わり種のサカナたちが自分の居場所を選び、確立し暮らしていると気づくことで救われた気分になるのだ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2016年7月18日
読了日 : 2016年7月18日
本棚登録日 : 2016年7月9日

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