生まれる森

著者 :
  • 講談社 (2004年1月29日発売)
3.31
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本棚登録 : 1295
感想 : 222
3

読後感:疲れた…。

好感の持てる登場人物たちだし、筋運びも巧みで
読みやすいステキな一冊でしたが
とにかく、サイトウさんがまじで卑怯でいやな男すぎて
そして彼の仕打ちや思い出に振り回されて心の傷になってしまった
主人公の心理描写がリアルすぎて、疲れちゃいました。
島本さんの小説を思春期に読んでしまっていたら
ますます男性不審に拍車がかかっていたことであろうよ…
あとがきで著者が仰っている
「少女時代の終わり」という言葉がぴったりの小説でした。

伏線?や最後まで明らかにされない、ぼんやりとした示唆的な記述、
そういうのは個人的にニガテなので、ちょっと残念だったな。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 図書館
感想投稿日 : 2011年4月8日
読了日 : 2011年4月8日
本棚登録日 : 2011年4月6日

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