ワシテは絵を描くのが大嫌い。
今日も目の前の紙はまっしろ。
そんなワシテにせんせいはにっこりしながら
「なにかしるしをつけてみて。
そしてどうなるかみてみるの」
ワシテがつけたしるし、てんに、先生はサインして。と言い…
それからワシテは、変わりました。
最後のワシテの言葉に、じんとくる。
こうやって「じぶんのしるし」をつける勇気は巡っていく。
簡潔でシンプルながら、鮮やかな色彩とものがたりが余韻を残す絵本だった。
「この本の絵は、水彩絵の具と紅茶を使って描かれています」という文言を見てびっくり。
紅茶かぁ、確かに紅茶のシミの色を紙にうつすときっと綺麗。なんでもじぶんのしるしをつけるものになりうるのだと面白かった。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
児童文学/絵本
- 感想投稿日 : 2023年3月11日
- 読了日 : 2023年3月11日
- 本棚登録日 : 2023年3月11日
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