斎宮―伊勢斎王たちの生きた古代史 (中公新書 2452)

著者 :
  • 中央公論新社 (2017年9月20日発売)
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本棚登録 : 135
感想 : 15
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この本を手に取ったきっかけは#fujinasubiさん描く#足利家の執事で井上内親王様に興味を持ち、もっと知りたかったかったことと、そもそも斎宮、斎王のことを全く知らんので、少しでも分かりたいと思ったが、逆に余計分からなくなった。今まで、伊勢の斎王が廃れてその代わりに葵祭の斎王が誕生したと勝手に思っていたが事実は全く違っていた。また、伊勢の斎宮と伊勢の神宮との関係が腑に落ちへん。なんで神宮を直接統治せえへんのか?なんで14㎞ほど離れたところに斎宮を設置したんか?斎王の普段の日常は、どんな感じだったのか?
そんな疑問の中でも興味が上乗せされたのが、井上様・酒人様・わさび姫様の直系の斎王様達だ。今の俺の考えは、恐れ多いことであるが光仁天皇は皇后様を売ったお人であると認識している。著者の論文を読んだが、それは俺にとってとても参考になったものだったので、思っていたことと違っていた。
やっぱり、万人受けを狙う新書は俺自身、もうそろそろこんなもんかなぁって思って読まなあかんなぁと自分自身を反省したことが、一番の収穫。(R03-0917)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年10月5日
読了日 : 2021年9月12日
本棚登録日 : 2022年10月5日

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