"たとえば筆者の周囲には、書籍はもちろん、
新聞もほとんど読まないという人間が割と多い。
ハナからその気がないならともかく、
本人たちは大企業の正社員で、
中には最先発で幹部抜擢された人間もいるほどだ。
聞けば彼らが知識を求めないのは「今は必要ないから」だという。
現にそれがなくても、立派に業務をこなし評価もされているはないか、と。"
(P80 第2章 「生き残る21世紀人材像」)
「現にそれがなくても、立派に業務をこなし評価もされているはないか」
という若年層の考え方に対して、
大手企業での人事制度に携わった経験をもとに、
著者はそれでは通用しないと指摘します。
かつて、中国大使を務めたことがある、
丹羽宇一郎さんさんの発言を引いて、
それなりの待遇を受けたければ、
「10年単位での知識と教養の蓄積」が必要であると、
説いてます(P81)。
管理人はこの「10年単位での知識と教養の蓄積」というのが、
本書のキーワードであると感じています。
http://a-e-dkmemo.blogspot.com/2013/02/199.html
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カテゴリ:
ミクロ経済学
- 感想投稿日 : 2013年2月5日
- 読了日 : 2013年2月5日
- 本棚登録日 : 2013年2月5日
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