たった1%の賃下げが99%を幸せにする

著者 :
  • 東洋経済新報社 (2009年3月27日発売)
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本棚登録 : 240
感想 : 36
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"たとえば筆者の周囲には、書籍はもちろん、
新聞もほとんど読まないという人間が割と多い。
ハナからその気がないならともかく、
本人たちは大企業の正社員で、
中には最先発で幹部抜擢された人間もいるほどだ。
聞けば彼らが知識を求めないのは「今は必要ないから」だという。
現にそれがなくても、立派に業務をこなし評価もされているはないか、と。"

(P80 第2章 「生き残る21世紀人材像」)


「現にそれがなくても、立派に業務をこなし評価もされているはないか」
という若年層の考え方に対して、
大手企業での人事制度に携わった経験をもとに、
著者はそれでは通用しないと指摘します。


かつて、中国大使を務めたことがある、
丹羽宇一郎さんさんの発言を引いて、
それなりの待遇を受けたければ、
「10年単位での知識と教養の蓄積」が必要であると、
説いてます(P81)。


管理人はこの「10年単位での知識と教養の蓄積」というのが、
本書のキーワードであると感じています。

http://a-e-dkmemo.blogspot.com/2013/02/199.html

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミクロ経済学
感想投稿日 : 2013年2月5日
読了日 : 2013年2月5日
本棚登録日 : 2013年2月5日

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