悪の会計学 キレイごと一切なしの裏会計入門

著者 :
  • 双葉社 (2008年7月8日発売)
3.27
  • (3)
  • (7)
  • (12)
  • (2)
  • (2)
本棚登録 : 88
感想 : 8
5

いや、もう、最高としかいえませんでした!

最初に来たのが『会計学で最も大事な言葉を3つ紹介するなら「脱税」「裏金」「粉飾決算」』

今の会計法規の穴を余すところ無く書き記した最高の書物だと思います。 


従業員・自分・国(国民じゃないよ!)・取引先等の人々の中で、優先順位をつけるとしたら?

じゃあ、その結果どうする?

といったことを思わず考えてしまいました。

 

今、会計学を勉強している人も、こういうものを読めばいいのに。と思います。

『ああ、なるほど!!』といってしまうのではないでしょうか?

(親の仕事←信用金庫職員

の都合上、ある程度の現実を自分は知っていたんで・・・) 

あと、外部から見た場合の(数字だけを見た)財務諸表分析というものは、

中小企業では「全く」役に立たない。

大・上場企業は「あまり」役に立たないってことがよくわかりました。

(大企業だって『手続きが厄介』なだけで『できない』わけでは無い)

だからこそ『決算書の暗号を解け!』 って本で、真実を見抜けって言ってるわけですし。

財務諸表も、深く読み込まないと痛い目にあうってことでしょうね。

新銀行東京の失敗がちょうどこれにあたるケースだとは思うんですけどね。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 会計関連
感想投稿日 : 2008年9月17日
本棚登録日 : 2008年9月17日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする