「リング」シリーズで有名なホラー作家・鈴木光司によって著された、「水」(+閉鎖空間)をテーマとしたホラー短篇集。なお、同名タイトルの映画化作品は、収録されている一編「浮遊する水」を原作としている。
ジャンルとしては「ホラー」だが、全編通じて心霊的なホラーという訳ではなく、ミステリ寄りのものや、極限状態に陥るシチュエーション等、バリエーションに富んだ作品構成となっている。(とはいえ、やはり心霊モノが多めであるが。)個人的に、小中学生の頃に観た映画化作品の印象が強く残っていたので、少々意外であった。(そもそも、本作が短篇集であったことすら知らなかったのだが。)
どの作品も面白かったとは思うのだが、短編の物足りなさをカバーするほどの面白さではなかった。
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- 感想投稿日 : 2023年3月21日
- 読了日 : 2023年3月21日
- 本棚登録日 : 2022年4月16日
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