経営センスの論理 (新潮新書)

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  • 新潮社 (2013年4月17日発売)
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2021/12/19 再読・まとめ Excellent!
経営者=センス戦略策定←シンセシス(総合)vs分析・スキル 
 候補者の選定 センスのある人
 ビジネスを任せる 子会社の経営
 好き嫌いがハッキリ vs客観的・良し悪し・DATA
 ハンズオン オーナーシップ 覚悟 責任感
 経営は意志 言語化が不可欠 自分の言葉
戦略 予想ではない こうしようという未来への意志

良い戦略を作るのはスキルよりセンス センスの良さは天賦の才
育てるより見出し、育つようにする センスは好き嫌いで磨かれる

戦略の本質はシンセシス(綜合)であってアナリシス(分析)ではない
スキルで経営者を育てられない スーパー担当者になるだけ

経営は意志 意志は言葉でしか伝わらない 事業に対してオーナーシップがある
良い顔で仕事をしているか?も大事な視点

競争戦略の本質は「違いをつくること」独自性や差別化
イノベーションの本質は「非連続性」

戦略=競争の中で長期利益を獲得するための手段
「こうなるだろう」という未来予測ではない。
「こうしよう」という未来への意思が戦略。
人間はイメージできないことは絶対に実行できない。

数字より「筋」
「戦略が優れた会社」=「働きがいのある会社」
経営者が骨太の戦略ストーリーを構想し、それを会社全体で共有する

exニコニコ動画川上量生
僕の理想は「非効率な社会」
全体の効率化を進めると、無機質のつまらない街になる 同じチェーン店の同じ景色
精神的に豊かな社会は「多様な社会」
文化や富の正体は、昔から非効率なもの、無駄なもの

人間の価値 「意味がある」「面白い」
知識の質は「論理」にある 抽象と具体の行きつ戻りつとその幅が「地頭の良さ」

大ベストセラー「ストーリーとしての競争戦略」の著者
MBAのような分析的経営スキルが主流の中に、大きな一石を投じるスタンスは同じ
そもそも事業とは、経営とは、基本的な問いに答えてくれる大スケールの本
大変深みのある「新書」740円は大得です

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 要再読
感想投稿日 : 2021年12月19日
読了日 : 2013年5月18日
本棚登録日 : 2018年11月10日

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