ひとりの体で 下

  • 新潮社 (2013年10月31日発売)
4.04
  • (20)
  • (32)
  • (17)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 325
感想 : 29
4

悩みに悩み様々な人と知り合い、自分のセクシャリティを確立したビリーはやがて小説家になる。当時AIDSは未知の病で為す術もなくかつての恋人達や知り合いが亡くなっていく。アーヴィングは、死を描くのも性を描くのと等しく丁寧に綴っていく。上巻であまり印象が良くない登場人物にも、それぞれに幕引きがあるのがとても良かった。ビリーが教えられ与えられ得た事は、作中の若者達や私達に瑞々しく力強く伝わった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2014年3月17日
読了日 : 2014年3月17日
本棚登録日 : 2014年3月17日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする