ローマ人の物語 (23) 危機と克服(下) (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2005年9月28日発売)
3.70
  • (72)
  • (110)
  • (163)
  • (5)
  • (1)
本棚登録 : 1102
感想 : 75
4

ヴェスパシアヌスの後、ティトゥスが若死にし、弟のドミティアヌスへ皇帝の座が移る。
15年の在位の後暗殺され、記録抹殺刑という処分を受けたため、ドミティアヌスの統治についての詳しい資料は少ないらしく、本書での扱いもあまり深い部分には入れていない。
帝国の基盤を固める政策はまじめに行っていた皇帝なので、処罰を受けるにはよほど敵を多く作ったのだろう。
ネロ死後の皇帝位争いに、ローマ人同士の血を流す戦いを経験していたので、ドミティアヌス暗殺後は穏便に皇帝のバトンタッチが行われていく。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: NF
感想投稿日 : -
読了日 : 2011年3月10日
本棚登録日 : -

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする