『英国紅茶の館』で紹介。著者によると、「現在私達に与えられている英国紅茶の最も基本的な知識は出口保夫、春山行夫、荒木安正、各氏の御著書からうかがいますと、・・・」と書かれており、この3名の著作は是非とも押さえておくべきかと思った。
そして、読んでみたら、期待を裏切られず、奥の深い世界が読みやすく、味わいのある文章で綴られていた。MIFとMIAのことや、日本でのロイヤルミルクティのことなど、英国正統スタイルと日本での紅茶文化など、比較文化論的な叙述も興味深い。
一番最後で紹介されていた椿山荘でのアフタヌーンティーがとても気になった。なんでも、雰囲気が素晴らしいそうで、「もうわれわれはわざわざロンドンまで行って、サボイやリッツのアフタヌーンティーを飲まなくてもよいなとさえ思う」そうだ。是非行ってみたいと思った。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
紅茶
- 感想投稿日 : 2011年9月14日
- 読了日 : 2012年1月30日
- 本棚登録日 : 2011年9月14日
みんなの感想をみる