あちら側とこちら側。
何か大切なものが損なわれたとき、もうそれは今までの自分ではなくなる。
そして何度も「寂寥」という単語がでてくるように表す僕の孤独。
『これだけ多くの人々がこの世界に生きていて、それぞれに他者の中になにかを求めあっていて、なのに我々はここまで孤絶しなくてはならないのだ。何のために?この惑星は人々の寂寥を滋養として回転しつづけているのか。(p.272)』
個人的にだけどラストはとても好きな終わり方だった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
村上春樹
- 感想投稿日 : 2023年8月3日
- 読了日 : 2023年8月3日
- 本棚登録日 : 2023年8月2日
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