荘厳なもの。一言で表すなら、こうしかない。
初めて読んだ時は、話の理解に苦しむが、時間をかけて読むと、味わいが深くなる。
場面描写も、非常に繊細で情景を浮かべながら、読むことができる。特に、終盤の大山の自然の情景は読む者に、自然の超然さ、荘厳さを与えてくれる。
内容としては、主人公は終始、苦悩と葛藤の繰り返しであり、途中、平安を得るも脆く崩れ落ちる。絶望の底のような心境のなか、大山の雄大な自然に包まれ、自分の抱いてきた、苦悩と葛藤に終止符をうち、物語は終劇へと幕を下ろす。
近代文学の最高峰とも呼ばれているので、とても読み応えはあるが、長編で内容が少し暗いため、
休憩しながら、読むことを勧めます。
駄文ですが、失礼します。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2016年1月23日
- 読了日 : 2016年1月23日
- 本棚登録日 : 2016年1月23日
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