不遇の画家が、憎む父に抗いながら自身も少女に惹かれ、破滅なのか究極の表現の追究なのか、突き動かされていきます。
遠田作品特有の「不穏」「不条理」「人間の性(さが)」が溢れ、頁をめくる手が止まらないのですが、読後感の個人的満足度は、もう少しかなと感じました。
『雪の鉄樹』の衝撃以来、遠田作品がクセになっていますが、慣れなのでしょうか、それとも期待し過ぎなのでしょうか…。
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- 感想投稿日 : 2022年4月25日
- 読了日 : 2022年4月25日
- 本棚登録日 : 2022年4月25日
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