文句なしに面白い。一つの大きなストーリーを中心に☆残り柿☆転び神☆磯鮑☆犬おどしと続いていく、どの話も捨てがたい、また繋がってもいる。
何がいいって会話がいい。言葉に出さずとも、暗黙の了解というか、それぞれが思い遣り、思慮深いのでしょうか
こんな人情は夢のまた夢。
平四郎、政五郎下では河合屋丸助、小平次
弓の助の二つ上の兄「弓の助は五男」三男の淳三郎が出てくる
弓の助の身内との顔、立場やらいろいろわかる。
時代言葉ー手代や子飼、夜鷹、風紀紊乱「普段使わない時代物」いいね。
たまには昔の言葉も、耳障りがいい。
侘助も出てくるー何かをすまながってるのか詫びるように俯いて咲くことからこの名がついた。「好きな花です」
読書によりいろんなことをまた得る
花を知り音楽を知り地唄やら雅楽やらクラシックやらいろんなことに造詣が深ければ深いほどまた読み方も変わる。かもしれない
まだまだだなぁ。たどり着けない道はるか!
恋あり、殺しに盗人
富籤と
いろんなことが散りばめられている、退屈しないこんなところがうま過ぎる、
本文よりー男はどこまでも莫迦で
女はどこまでも嫉妬やきだ。ー
いつの時代も男は莫迦なんだ「ごめんなさいな男ども」
最後に表題「おまえさん」というのがストンと胸に収まるーそうだったのだ。
宮部みゆきという作家は凄すぎる。
好きな登場人物は杉村三郎だけでなく、増えるわ
この作品だけでもどれだけたくさんの人物に心を奪われた。やはり悲しいね。
面白いだけでなく
強い感動を覚える。すごいなぁー尊敬。
読んでる時は楽しいけど
「おまえさん」の世界にどっぷり使ってる。
終わりにつけて寂しくなる
さあ「ぼんくら」「日暮らし」に続いて「おまえさん」今度は何を読もう^_^
もう手元に
「泣き童子」「あやかし草紙」がー
後遺症で
この時代の言葉を使いたい「アホか自分」
- 感想投稿日 : 2020年6月24日
- 読了日 : 2020年6月24日
- 本棚登録日 : 2020年4月19日
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