T.S.エリオットさんの猫の詩集ですね。
ミュージカル『CATS』の原作です。
T.S.エリオットさん(1888ー1965)は、アメリカ・ミズーリ州生まれ。1927年にイギリスに帰化されています。
詩人、評論家、1948年にノーベル文学賞を受賞されています。
挿絵のE・ゴーリーさん(1925ー)は、シカゴ生まれ。
独特の韻を踏んだ文章と、独自のモノクローム線画でユニークな作品を数多く発表しています。
翻訳の小山太一さん(1974ー)は、専修大学教授(2015年時点で)エリオットさんの研究をされています。
この詩集は、子どもたちのために、愉快な猫たちの生態を詩に託しています。
エリオットさんの本来の詩はシリアスな作風だそうです。
副題のポッサムおじさんは、エリオットさんの渾名だそうです。
ミュージカルのロングランになるこの作品は、「詩人エリオットと画家ゴーリー、ふたりの愛あふれるごきげんな一冊」
まさに、この一言につきますね。
独特の韻律でリズミカルに猫たちを語ります。
ねこ好きならずとも楽しくなりますね。
挿絵も独特でユーモラスにあふれています。
愉快な素敵な本のステージです。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
詩集
- 感想投稿日 : 2024年3月1日
- 読了日 : 2024年3月1日
- 本棚登録日 : 2024年3月1日
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