恋人を殺され、自分も殺されかけた主人公が老婆に変装して真相を暴くというお話。アガサクリスティのような雰囲気を纏わせつつ、主人公が探偵役兼犯人役であると倒叙ものの要素と本作の目玉である叙述トリック(女かと思いきや男だった。)がオーソドックスながら丁寧に描写されていた。またラストの場面で「主人公が愛したのは幻というか、主人公自身の理想だったのでは?」と思った。
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- 感想投稿日 : 2024年2月28日
- 読了日 : 2024年2月28日
- 本棚登録日 : 2023年9月24日
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