アステカ文明とインカ文明を破壊したスペイン人のことについて、きちんと学ぶ機会はなかったのだが、この本を読んでだいぶよくわかった。
とにかく「金に狂ったスペイン人」は、現地人を騙して、虐殺しまくる。その背景には、キリスト教があって、邪悪な異教を信じている悪魔を虐殺するためならどんなに汚い手段でも使う。
それに対して、インディオたちの純真さはどうだろう。金のありかを聞かれて答えてしまう。歴史とは正しい正しくないということではないといいながら、このスペイン人の不正はナチスどころではない。
想像すると気持ち悪いほどの残虐行為を、敬虔なクリスチャンが行うのであるから、現代のタリバン勢力の非人間性なんて問題にならない。キリスト教の信者たちよ、あなた方の先輩が世界中で犯した残虐な犯罪行為に少しでも心を寄せてください。
隣人への愛がキリストの教えであるはずなのに、隣人を動物以下扱いをする悪魔になっている。それは十字軍遠征の時もそうだったし、帝国主義による植民地支配の時もそうだった。
キリストよ
あなたは苦しみから救わないこともさること
残虐な殺戮行為を十字架を掲げながら行うあなたの信者についてどう思うのだろうか?
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
世界史
- 感想投稿日 : 2021年9月13日
- 読了日 : 2021年9月13日
- 本棚登録日 : 2021年9月13日
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