スペンサー・シリーズの35作目。
妻の浮気調査という平凡な仕事のはずだった。
だが、調査を依頼した夫が実はFBIで、
妻の浮気相手がテロ組織のメンバーとあってはただではすまない。
結果として、夫も妻も殺されてしまう。
スーザンを一時的に失ったという過去のトラウマから、
事件にのめり込むスペンサー。
いくら敵がスーザンのもとへカウンセリングに通い、
自分が調査のために離れなければならなかったとしても、
ホークにヴィニィにチョヨまで護衛につけるとは、
やりすぎだと思うけど。
ホークがよく平凡な浮気調査に付き合ってくれるな、と思っていたのに、
さらにはバッグにしのばせた盗聴器を回収するために、
強盗もさせられていた。
それも信頼関係ということか。
スーザンに声を荒げたスペンサーに、
顔には出さないもののショックを受けるホーク。
ホークはある意味、スーザンを愛している。
それはスーザンを単独で愛しているのだろうか、
スペンサーとのつながりで愛しているのだろうか、
スペンサーとスーザンの関係を愛しているのだろうか。
その目には映っているものは何だろうか。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ミステリー
- 感想投稿日 : 2024年1月19日
- 読了日 : 2024年1月16日
- 本棚登録日 : 2024年1月16日
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