退職刑事第二弾。
言語は生き物だとはよく言われるが、「スタイリスト」には驚いた。
自分では使ったことはないが、
その昔、「おしゃれ」に近い意味で使われていたことはわかる。
決してテレビ等の出演者の服を用意する職業のことではない。
「デラックス」はもう少し新しい。
自分で使ったことは多分無いが、以前はよく広告で見かけた。
今で言えば「ラグジュアリー」か。
だいぶ時代感に慣れてきた中で、元刑事がハワイ旅行とはお大尽な。
この時代の海外旅行はかなり高額なはず。
長男のお支払、という設定のようだが。
「四十分間の女」が一番面白かった。
私が不名誉な骨折で入院中という設定の目新しさか、
見舞いの友達が持ち込んできた出来事という目新しさか。
最終列車の四十分前の列車でやって来て、最終で帰る女。
それが一週間くり返され、最後に死体で発見される。
女は何をしていたのか。なぜ死んだのか。
納得できる推理かと言えば微妙だが、
意外な展開でしかも未発生な犯罪とつながるところが面白かった。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ミステリー
- 感想投稿日 : 2019年12月7日
- 読了日 : 2019年12月5日
- 本棚登録日 : 2019年12月5日
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