シャバヌ: 砂漠の風の娘 (ポプラ・ウイング・ブックス 25)

  • ポプラ社 (2004年12月1日発売)
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本棚登録 : 21
感想 : 4
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はずれがない作家さんがいるように、はずれない翻訳者もいる。
金原端人氏もその一人(金原ひとみ氏の父上)
訳文の滑らかさもさることながら、原作を選択する目が素晴らしい。
(編集さんもきっと偉いのだろうけど)

原作者が記者としてアジア諸国に滞在したことが本書のベースになっているとかで、砂漠の民の暮らしぶりが実に細やかに描かれている。
(その内容がどの程度正しいのか、それはわからないけれど)

王女の名を持つ遊牧民の娘シャバヌは、自由な魂の持ち主。
11歳にして来年には結婚することになっている。
砂漠の民の暮らしとシャバヌの多感な心模様が、児童文学の持つどきどきワクワクの物語として紡がれている。

ニューベリーオナーであることも納得。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 児童文学
感想投稿日 : 2010年2月26日
読了日 : 2010年2月26日
本棚登録日 : 2010年2月26日

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