読むトポロジー (角川ソフィア文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2018年12月22日発売)
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感想 : 5
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トポロジーは不思議だ。
なんのための学問なのかよくわからない。

でも、「形をつながり方という視点で見ること」というのは面白い。だから、憧れるのだけども、こういう感覚は若いうちに獲得しないと難しいのかもしれない。

メビウスの輪には、裏表がない、というのは、ふーん、という感じでもはや慣れ親しんだ事実であるが、厚みのないメビウスの輪に限らず、そもそも平面には裏表はなく、そういう意味でメビウスの輪が特徴的なのは、左右が決められない、「向き付け不可能」というのには驚く。そうか、そういうことになるのか。クライン管は、メビウスの輪をふたつ貼り合わせたもの、というのも、まじかーと驚く。ホモロジー、ホモトピーという、切ったり縮めたり、というのも、頭の中で想像して心地よい。

しっかり勉強するにはちょっと大変なので、こういうのをキッカケに想像を膨らましていって、どこかでちゃんと勉強したい。人生が500年あれば、、、。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2019年4月8日
読了日 : 2019年4月8日
本棚登録日 : 2019年3月22日

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