自然界における左と右

  • 紀伊國屋書店 (1992年5月1日発売)
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感想 : 27
5

読了。面白かった。
本来なら、左右非対称のアミノ酸は、自然界のなかでは、五分五分の割合で生成されるはずだが、生物の中ではすべて、どちらかに偏っている。それは、地球上全ての生物の共通した偏りで、原子の海で生じた偏りから発生した最初の生命の名残、というのもゾクゾクするし、パリティの非保存から、CPT対称性のとこまで話は至って、ツイスター理論やストリング理論までいって終わる。
中でも、アミノ酸の偏りと、パリティの非保存は、めちゃくちゃ面白かった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2018年11月24日
読了日 : 2014年5月24日
本棚登録日 : 2018年11月24日

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