原爆前日、1945年8月8日の長崎における人々の生活について、とある夫婦の結婚式とその関係者を中心に様々な人のそれぞれの一日を描いた作品。
あえて8月9日のことを触れずに、8月9日の早朝で物語を終え、新婚夫婦、産まれたばかりの赤ちゃんとその母親など、登場人物それぞれの「明日」はどうなったのかを一切触れていないところが、この作品に重みを強く与えている。
この本を読む際には、併せて、長崎の原爆について少しでも良いので調べてみることをお勧めする。長崎の原爆について少しでも知っているかどうかで、全く感じ方が違ってくると思うからだ。
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- 感想投稿日 : 2015年8月30日
- 読了日 : 2015年8月29日
- 本棚登録日 : 2015年8月2日
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