美術家の教員からの推薦図書として。
「サンタクロース」と「なつやすみ」というミスマッチが面白い、といえば面白いのでしょうか。
素敵な夏休み(バカンス)を求めてサンタがいろいろな国をおとずれますが、どこの国でも何かしらの「欠点」が目に付き、早々に別の国へ異動してゆくという流れです。
色々な国の文化や風土を知ることができる、という点は「よい点」なのかもしれませんが、個人的にはもう少しひとところに腰を落ち着けた話の方が良かったなと思います。
「寒すぎてダメだ」「もっと水がきれいなところに行こう」など、それぞれの地域の「欠点」を見て不満をこぼすサンタクロース、という絵面も見ていて少し残念な気持ちになりました。
子どもであればもう少し素直に楽しむことができるのでしょうか、「作者はサンタが訪れた国(地域)についてどういうメッセージを持たせたくてこのように(欠点があるように)描いたのだろう」とうがった見方をしてしまいました。
最終的には、「我が家が一番」ということなのでしょうか。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
仕事
- 感想投稿日 : 2023年3月3日
- 読了日 : 2023年3月3日
- 本棚登録日 : 2023年3月3日
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