今年は海外文学を読んでいきたいので、ずっと気になっていたサリンジャーから。
大崎清夏さんのエッセイで『フラニーとズーイ』のラストが触れられていて、野崎訳で読みたかったところ、古本発見!
神経衰弱の妹フラニーと、あの言葉この言葉で慰めようと奮闘する兄ズーイのお話。
解説を読んで更に納得なんだけれど、
“どうでもいい”ようなほんのわずかな動きや言葉選びが、その人物の人格まで細かに伝わってくるように描かれていて、立体的。没入感。
海外文学独特の遠回し&ユーモアが難しく感じてしまうけれど、慣れてくるとクセになりすっごく面白い。
ラスト、ズーイが他兄弟のフリをしてフラニーに電話を掛けるシーンからは涙も出そうに…。
私は自分ごととしても落とし込める作品だと思った。(正しく解釈できているのかはわからない。。。)
サリンジャー他作品も読みたい!
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年6月6日
- 読了日 : 2023年6月6日
- 本棚登録日 : 2023年6月6日
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