知の旅は終わらない 僕が3万冊を読み100冊を書いて考えてきたこと (文春新書 1247)

著者 :
  • 文藝春秋 (2020年1月20日発売)
3.81
  • (28)
  • (61)
  • (39)
  • (4)
  • (2)
本棚登録 : 781
感想 : 58
4

立花さんの自伝的な一冊。私にとって立花さんの本と言えば、『脳死』が一番ショッキングであり、最もじっくり読んだ一冊であった。その『脳死』に至る背景や経緯について書かれていて、興味深かった。立花さんが浩瀚な書物からの知識だけではなく、世界中を巡った旅行から得られた貴重な経験も、多くの著作のバックボーンになっていたはあまりよく知らなかった。立花さんが最後に書きたい本として、形而上学と立原道造を挙げていたが、後者は意外であった。立原道造を愛する私からは、ぜひとも、立花さんが書く立原道造を読んでみたいとそう思った。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: サイエンス
感想投稿日 : 2020年7月23日
読了日 : 2020年4月12日
本棚登録日 : 2020年2月23日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする