学校の中で窮屈な想いをして過ごす女子生徒たちに焦点を当て、それぞれの目線から浮かび上がってくる物語たち。
いじめをテーマにしてはいるものの、本作では逆襲や仕返しは描かれていない。
物語は現実の圧倒的な情報量や時間の流れの中では不利だし、何の役にも立たないがそれでも物語にしかできない事がある。
静かな物語だ。大掛かりな仕掛けも、目を見張るような展開もない。
だが、それがいい。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2024年4月22日
- 読了日 : 2024年4月22日
- 本棚登録日 : 2024年4月22日
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