夫婦という葛藤。涙する心と孤独の病、鬱。あまりに小説的な魂の記録、著者3年の沈黙を破る告白日記。
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軽いエッセイだと思って読んだら、うつ日記だった。
山本さんが欝だとは知らなかったので、軽い衝撃。
ただ、日常をそのままに描かれていて
鬱の心理状態がとてもよく分かる上に、
小説的表現で、心情がとてもキレイに描写されていた。
毎朝毎朝少しずつ、大切に読み進めた。
すべてに満たされているように見える人が
満たされてないのは、
普通の人よりも、より悲しみが深いのかも知れない。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
山本文緒
- 感想投稿日 : 2014年12月10日
- 読了日 : 2014年10月10日
- 本棚登録日 : 2014年12月10日
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