常識を疑うことから始めよう (Sanctuary books)

  • サンクチュアリ出版 (2013年3月15日発売)
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本棚登録 : 742
感想 : 56
3

昔、仕事をしている中で、
”そんなことはあたりまえです”と説明したときに
”あたりまえ”って何ですか? と聞かれたことがあります。

”あたりまえ”と言うのは
誰かの一般的な意見であり、
ほんとうにその場に適応するものかどうか
よく考えてみる必要があるかもしれません。

”あたりまえ”と言ってしまった時点で
思考が狭くなっています。


本日ご紹介する本は、
常識に縛られ思考が狭くなっていることを
わかりやすく説明した1冊。

ポイントは
「一歩引く」

誰でも、仕事や問題に
どっぷりつかってしまうと、
周りが見えなくなるもの。

集中して進めたい場合は
あえてどっぷりつかる方がいいですが、
指針を決めたり、状況を確認するときは
一歩引いて見ることが重要です。

そして、できるかぎり偏見を取り除いて
いろいろな可能性を広く考えることが大切ですね。


「集客」
売り上げが足りないとき
できるだけお客様を集めようとしてしまいます。

しかし、お客様が来ても満足できなければ
すぐにお客様は来なくなります。

売り上げが足りないときは、
来たお客様にいかに喜んでもらうかを考えることが先決です。


「味方」
うまくいかないとき、
うまくいく方法を探したり、
味方になってくれる人を探すものです。

しかし、まず自分がその仕事に興味を持つことが先決。

その仕事に興味を持てないと、
いい方法や協力者がいてもうまくいきません。

自分が興味を持って、まず自分を味方にしましょう。

ぜひ、読んでみてください。

◆本から得た気づき◆
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気付いたら「それ、ほんと?」と疑ってみましょう
アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何物でもない
どうやったらたくさんお客がくるかは考えない。来たお客にいかに喜んでもらうかを考える
商品のアイデアを探すのは難しい。お客さんの満足度を高める確実なヒントはクレーム
思いやるとは、相手のちょっとした喜びを生み出すためにひと手間かけること
能力、才能、経験がない。そこから1mmずつ成長していく姿こそ人は見たい
どうしたら他人を喜ばすことができるか、を毎日考えてみること
本気でやっていれば、まわりの人が、あなたが行くべき場所にちゃんと連れて行ってくれるもの
自分を味方につけると「努力」の世界から、「趣味」の世界へ移行できる
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◆目次◆
まえがき
「YESはNO! 」………常識は非常識!? 思い込みをほどくコトバ
最悪の家族旅行……自由な発想をするあの人は才能があるからと思っているあなたへ
報告禁止の会社……常識外れなやり方はうまくいかないと思っているあなたへ
常識の枠の外へあっさり出る方法……新しいことを生み出すのは難しいと思っているあなたへ
入り口のない居酒屋……失敗が怖くて無難な選択をしてしまうあなたへ
悪口言って百万円……面倒なことには向き合いたくないあなたへ
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読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 自己啓発
感想投稿日 : 2017年5月31日
読了日 : 2017年5月31日
本棚登録日 : 2017年5月31日

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