短編集
「青の物語」
財宝を求めた男たちの末路を冷酷に描く物語。あらゆるものが青に関連させて描かれる、という約束事が展開される。気障なようにも思えるが、うまいと唸らせられるものもあり。
「初めての夜」
新婚初夜を迎えた夫婦の、男側からみたという設定。作者のデビューまもない作。Marg Yourcenar という男か女か分からぬ著者名、という遊びがデビュー間もない頃は存在したユルスナール。初夜に幻滅している男を描く女、という遊びにくわえてなおかつ、この短編の原案を描いたのはユルスナールの父だとのこと。
男→女→男、という入り組んだ構造。
「呪い」
可もなく不可もなく。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
フランス文学
- 感想投稿日 : 2018年8月26日
- 読了日 : 2018年8月26日
- 本棚登録日 : 2018年8月16日
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