恥ずかしながら長らくこの本の存在を知らず、
たまたまバッタリ出会って購入したという感じだが、
原作は随分前に読んでいた。
怪談を蒐集し、怪奇小説を物した田中貢太郎の短編だ。
短くて素っ気ないが故に一層不気味な印象を残す、
奇妙な作品。
それが近藤ようこさんの独特の筆致で、より妖美で
奇怪な絵物語として新たな命を吹き込まれたかのよう。
……といった具合に見応えはありますが、
本当に何だかわからない変な話です。
昔(大正時代)の都市伝説とでも言えばいいでしょうかね。
身許が不確かな美しい女と同棲することになった
エリート候補の青年が先輩の家から帰る途中、
駅への道順を訊ねてきた女性と同道することになり、
あれよあれよという間に不条理な展開に。
※後でもう少し細かいことをブログに書くかもしれないし、
書かないかもしれません。
https://fukagawa-natsumi.hatenablog.com/
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
《か》~《そ》
- 感想投稿日 : 2023年11月25日
- 読了日 : 2023年11月24日
- 本棚登録日 : 2023年11月24日
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